個人事業主として開業すると避けられないのが確定申告です。青色申告と白色申告のどちらを選ぶべきか、悩む方も多いと思います。結論からいうと、青色申告を強くおすすめします。

青色申告の主なメリット

  • 最大65万円の特別控除(e-Tax申告+複式簿記の場合)
  • 赤字を翌年以降3年間繰り越せる
  • 家族への給与を経費にできる(青色事業専従者給与)
  • 30万円未満の設備を一括で経費計上できる(少額減価償却)

白色申告との比較

白色申告は帳簿が簡単な分、控除額が少なく(基礎控除のみ)、節税効果がほとんどありません。以前は帳簿が簡略で良かったのですが、2014年から白色申告でも記帳が義務化されたため、手間の差が小さくなりました。それなら最初から青色申告を選ぶ方が断然おトクです。

青色申告の申請方法

開業から2ヶ月以内(または1月1日〜3月15日の間)に「青色申告承認申請書」を税務署に提出するだけです。開業届と一緒に出してしまうのが一番スムーズです。

インボイス制度(2023年10月〜)について

2023年10月から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、個人サロンにも関係します。BtoC(一般消費者向け)の個人サロンは、基本的にインボイス登録の義務はありません。ただし、法人顧客や経費精算が必要な会社員のお客様が多い場合は登録を検討する価値があります。

年商1,000万円以下の免税事業者の場合、インボイス登録すると消費税の納税義務が発生します。自分の客層をよく考えた上で判断してください。税理士や税務署の無料相談を活用するのがおすすめです。

クラウド会計ソフトを使えば青色申告は難しくない

freee会計やMFクラウド確定申告(マネーフォワード)など、クラウド型会計ソフトを使えば、日々の帳簿入力から確定申告書の作成まで自動化できます。銀行口座やクレジットカードと連携すれば入力の手間もほぼゼロ。青色申告のハードルは以前に比べ大幅に下がっています。