リスクの無いリラクゼーションサロン開業方法
単純な事ですが、開業時にすでに顧客がいる状態で開業する事でリスクを無くせます。どこかのサロンで経験を積み、指名してくれるリピーターを増やす。そしてそのお客様を連れて開業すれば、ある程度の売り上げは最初から計算できます。常連のお客様だったら、独立すると伝えれば間違いなく利用してくれますし、独立すれば売上がそのままそのセラピストに直接関係してくるので、応援の意味でも、利用回数が増えたりします。
退店する際に、お店がリピーターを連れていく事を禁止していたとしてもあまり関係ありません。リピーター様はお店についている訳ではなく、セラピストについているのですから。中には色々なセラピストを試したいというお店につくリピーターもいますが、そういう方は、元々自分のリピーターではないので、連れてはいけません。純粋に自分のファンだけを連れていく形になります。
僕はサロンで勤めた経験は無く、スクール卒業と同時に開業してしまったので、顧客ゼロの状態で、どれだけ問い合わせがあるのか予測も出来ないまま開業しました。正直、あんまり良い方法ではないと思います。多少の貯金があったおかげで3か月程売上ゼロでも耐えて、なんとかなりました。
問合せの電話はあったので、もし僕が女性だったらそんなに苦労はしなかったでしょうけどね。それでもできる事ならサロンで経験を積んで、顧客を連れていく方が賢明です。リラクゼーションサロンという業種はセラピストが商品となります。同じ商品は他で売っていません。ポテチならどこのスーパーやコンビニでも売っていますが、セラピストは2人といないのです。だからこそ、このリスクの無い開業方法が可能となります。使わない手は無いですよね。
良くテレビで見かけていたミュージシャンがテレビでほとんど見なくなる事ってありますよね、それは人気が無くなった訳ではなく、その逆でしっかりとファンを増やして、テレビに出なくてもCDが売れたりライブのチケットが売れるから出なくなったんです。わざわざ出たくない番組に出る事なく、創作活動や歌に専念しているんです。
同じように、たまにホームページもなくフリーペーパーや折り込みチラシにも載せている訳でもなく、ポスティングしている訳でもなく、運営しているサロンがあります。それはすでに常連客で運営できているからです。個人サロンに良くあります。
これ以上、新規の集客をしても対応できないから、新規の集客にそこまで労力をかけていないのです。新規の集客は常連客の口コミだったり紹介程度で、常連客に専念しているんです。この形態を作る事が安定した運営の観点からだと、個人サロンの理想の形だと思います。しっかりとした技術とおもてなしをしていけば別に難しいことではありません。利用して頂いたお客様に喜んで頂けるよう努めていけば自然にお客様はついてきます。