出張マッサージ
出張マッサージは、お客様にとっては非常に良いサービスだと思います。移動の手間が省け、施術が終わった後もそのままゆっくりお休み頂けます。至れり尽くせりですね。お客様の中には、家に呼べないとか、お店の雰囲気を楽しみながら癒されたいという方もいらっしゃいますので、そこらへんは客層の違いです。
お店側のメリットとしては、施術する場所、スペースがいらないので家賃とか光熱費が抑えられる。サロンにお金がかからないので、開業費が抑えられる。出張で来た方や観光でその土地に来られた方々を取り込める。地元の方も、出張マッサージを利用するお客様を取り込める。こんな感じでしょうか?
うちのように出張もお店も両方やってるという場合もありますが、ベッドとか個室の数は限られているので、ベッドとか個室が埋まってしまうと対応できませんが、出張の場合は、制限がなくなります。スタッフの人数は必要ですが(-"-)
お店側のデメリットとしては、移動時にお金がかかる(車・公共の交通機関、タクシー)車を用意する場合は、車両費、維持費、駐車場代、燃料費がいります。場合によってはドライバーも必要。自転車のみだと行動範囲が狭い、移動時間のロス。出張用にオイルとかバスタオルとか用意して持っていく手間がかかる。部屋によっては狭いとか汚いとかで施術がやりにくい場合がある。
あと簡単にお店が作れる反面、信用度が薄れる。これは電話番号とセラピストがいれば開業できるので、中には携帯を何個も用意して、お店の名前を変えてホームページを作って何店舗も経営して入口を広げてるとこもあります。そういうのはよく利用されているお客様は気付いてます。
お客様の中には気分転換的な利用動機があって、見慣れた部屋ではなく、おしゃれな癒し空間で マッサージを受けたい方もいらしゃいます。出張のみだと当然ですが、そういうお客様を見込めません。デメリットはこんなところですね
うちは個室ルームと出張マッサージの両方やっていますが、割合を見てみるとちょうど3等分する感じです。ビジネスホテルの出張が約3割、自宅への出張が約3割、個室ルームに来店されるのが約3割です。出張マッサージ利用の方が6割から7割近くということになります。
デメリットを沢山書き連ねましたが、手間とか経費以上に売り上げとか利益の方が大きいので、実はあんまりデメリットとして感じた事はないです。むしろ、デメリットがあるからできないお店があって、その分うちのお店にお客様が回ってくるので、お店のウリとか強みのひとつになっています。
開業時は、いきなり車が買えなかったので、趣味で乗っていた愛車を仕事に使ってました。平成元年式で10年以上乗り続けていたニッサンのパオです。すごく愛着があって他の車には全く興味ありませんでした。
でも古い車なので、燃費がすごく悪くてリッター4キロとか5キロぐらいでした。出張マッサージの仕事で使う車ではないですよね(-"-)開業から1年は頑張ってみましたが、エコカー減税とかそんなのをやっていた時期に、そろそろ潮時だなってなって、泣く泣く手放し廃車にして、新型ワゴンRに乗り換えました。
商売の事を考えたら、いた仕方ないし、当然乗り換えるべきです。街乗りで結構急ぐので、通常より燃費は悪いかもですが、それでも14キロとか15キロ走るので、燃料費が3分の1に抑えられるようになりました。軽なので車検とか税金とかも安く済みます。
出張マッサージをするなら、無くてもできない事はないでしょうけど、やっぱり車はあった方が便利ですね。