リラクゼーションサロンって儲かるの?
いきなり夢の無い事を言うようですが、リラクゼーションサロンはずばり儲からないです。何故かというと、1対1(マンツーマン)なので、売上に限界があります。物販とかだともちろん簡単じゃありませんが、月に100万、500万、1000万、一億って可能性が考えられますが、サロンの場合はせいぜいうまくやって一人で100万円ぐらいでしょうね
月に100万円売り上げるって事は、月に30日として料金が120分10,000円とすると、毎日最低3人、たまに4人施術する日があって100万円達成です。実際は予約の時間がかぶったりするし、60分コースのお客様だっているし、接客の時間とかもあるしで、そんな毎日うまい具合に施術できません。ましてや肉体労働で、疲労も溜まるので毎日も大変です。
更にそれ以上を目指すなら、付加価値を付けて客単価を上げるような事を考えなければ難しいでしょう。そこでスタッフを増やす事になると思います。すると当然人件費がかかってきます。時給制とか業務委託とかになりますが、人件費がかなりの出費となります。独りでやっていた時の2倍3倍のお客様を集客していかないと成り立たなくなります。
売上、利益を大きくするには、お店を増やしてスタッフを増やして、当然その分お客様を増やさなければいけません。当然、広告費などの出費も増えるでしょうし、数倍の手間暇もかかります。
中にはフランチャイズでうまくやっている会社もありますが、基本的にリラクゼーションサロンにフランチャイズは向いてないと思います。小資金で個人で簡単に開業できるのに、何でわざわざ加盟金払って、看板借りて、ロイヤリティ払って自分の好きなようにできない雇われみたいな事しないといけないのって思ってしまいます。なのでフランチャイズ展開も難しいと思います。
コンビニとかならフランチャイズじゃないとゼロからあんなシステム作れないし、仕入れ先とかいろいろ大変そうだからわからなくもないですが・・・
で、僕の話をしますと、独立してリラクゼーションサロンを開業してから、初年度の年収はサラリーマン時代の約10分の1になりました。それでも普通に生活できるレベルではあります。実は儲からないと言い切りましたが、普通に生活する分ぐらいなら、そう難しくないと思います。高級車に乗ったり、タワーマンションに住んだり、海外旅行にしょっちゅう行ったりするには、個人でのサロン運営だけでは、どんなに頑張っても難しいでしょうね。もしリッチな生活がしたくなって、お金を稼ぎたいと思ったら、スタッフを増やして利益を大きくしていくか、何かしら違う商売を新たに始めると思います。
とりあえず、今の現状ではサラリーマン時代に比べるとお金はありませんが、自分の好きな事、やりたい事を仕事にしているので、仕事している感覚もなく、遊びの延長というか、毎日がすごく充実していて、とにかく楽しいですし独立して自分のお店を持っている事、お客様に喜ばれながら生活できている事に幸せを感じています。もちろん全てにおいて自分に責任が付きまといますが、何より自分の好きなようにやりたいようにできるので、ストレスも全くありません。なのでリラクゼーションサロンを立ち上げて本当に良かったって思います。
結論は食っていく程度ならそんなに難しくないけど、大儲けは難しいって事かなって言っても、雇われで月20万ぐらいの給料だとしたら、自分で経営する方が、金額を考えても多く稼げる可能性はあるし、何よりもやりがいが違います。やり方次第では大儲けだって無理ではないと思います。努力やアイデアや投資や行動力次第かな、僕にはそこまでの行動力や根性はないので無理ですが(-"-)
ちなみにうちのスタッフを例にすると、月に60万ぐらい売り上げている娘がいます。基本的に折半で渡しているので、手取り30万になります。もし自分で開業してやってたとしたら、売上60万から必要経費を差し引いた額が収入になりますが、経費を多くても20万ぐらいとしても、40万が収入です。税金とかもありますが、わかりやすくここでは税金を考えない事にして、40万であれば一般的に雇われて会社勤めしたりサロンで雇われるよりは多いと思います。その分、全ての事を自分でやらないといけなくはなりますが、収入を考えたら稼げてますよね。
経営者の立場でいくと、そういうスタッフを数人雇えていれば100万ぐらい余裕で稼げる計算になります。現状は、それぐらい稼げるようになったスタッフは独立していくので、単純ではないんですけどね、まあ考え方としては、自分がプレーヤーとして動いてなくても、レバレッジ(てこ)がかかっているので、スタッフが売り上げた分の一部が自分の収入になりますので、お店の規模を大きくしていけば、理論上、限界はなくなります。冒頭でズバリ儲からないって言ったはずが、儲かる話に変わってきてる。(汗)経営者次第っていう結論に訂正しておきます。