サロン開業支援・運営・集客のヒント

ターゲティング

どんなお客様に利用してもらうのか、このターゲティング次第で、お店の方向性が変わります。 万人に支持される事は不可能です。逆に万人受けしようとすれば、何のお店かわからなくなり、誰からも支持されなくなります。 ターゲティングはお店の戦略の一つです。客層を絞って狙いを定める事で、あなたのお店を利用してみたいというお客様が出てくるのです。ではターゲティングは何を優先して考えますか?

例えば、オイルマッサージが好きな方に、オイルマッサージ専門店にするとか、美容とか痩身的なエステに興味ある方に、エステ寄りのお店にするとか、コリを徹底的にほぐしますという揉み解しのプロ集団のお店とか、足つぼ専門店、ストレッチ専門店等、何かのメニューに特化した専門店にするとか、お客様にどのようなお店かわかりやすくみせる事で、利用しやすくなります。

富裕層をターゲットにすると決めたとしたら、料金は相場よりもかなり高額に設定されていて、その代わり何もかも最高のサービスを提供するお店にしないといけないでしょうね。対応、接客は有名ホテル並みのおもてなしで、お店の内装も高級感のある家具やインテリアを揃えて、スタッフもカリスマとかゴッドハンドの人材を集めてみたいな

以前、女性芸能人の不倫騒動で話題になったお店はイケメン好きの女性がターゲットだったんでしょう。イケメンの男性スタッフを揃えて営業しているみたいですし、逆に若くて綺麗な女性にマッサージをしてもらいたいっていう男性をターゲットにすれば、モデルのような女性スタッフを揃えなければいけないでしょうね

風俗店ではありませんって書いてあるお店でも、ちょっとセクシャルな事を期待しているお客様をターゲットにしているお店もあります。その場合はスタッフ紹介に、顔がわからなくしてセクシーな服装で見せていたりしますね。

仕事途中の休憩時間や営業回りの空き時間がある人をターゲットにしているお店は、クイックマッサージ的な感じで、料金も比較的安くて回転率を上げるようにしてます。こんな感じでどんなお客様をターゲットにするかで、見せ方や料金など、がらりと変わってきます。

うちの場合は、タイ古式マッサージが好きな方とか、タイ古式を受けてみたいと思っている方に、本格的なタイ古式マッサージが受けれるお店としてスタートさせました。さらに開業当初はタイ古式マッサージの出張マッサージというお店があまりなかったので、本格的なタイ古式マッサージを出張で受けれますという事を売りにしていました。出張で自宅やホテルでタイ古式を受けたいお客様はほぼうちのお店を利用してくれました。

風俗的なサービスを期待しているようなお客様は切り捨ててますので、誤解されないように心掛けてお店をアピールしています。そういうサービスを提供しているお店は周りにたくさんあるので、そういう客層は他のお店に任せて、技術力で勝負し、働くスタッフも安心して気持ちよく働いてもらえるよう努めてます。

考えれば色々思い浮かぶと思います。あまり客層の範囲を広げると内容がぼやけて誰にも伝わらないお店になって、誰からも支持されないお店になります。しっかりと考えてターゲットを絞り込む事が重要です。

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